三井ホーム(東京都新宿区)はこのほど、関西エリアでの施工物件において構造材に国産木材の利用を推進していくと発表した。おもに、ツーバイフォー工法の構造用壁を構成する縦枠部(たて枠材・スタッド)での使用となる。対象地域は、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部を除く)、京都府、滋賀県・福井県(一部)。
左から、国産材使用の上棟現場、国産材 構造材(スタッド)
同社は、ツーバイフォー工法の構造材にカナダ産などの輸入材を多く使用していたが、国産材の「枠組壁工法構造用製材JAS規格」の改正や製材工場の整備などが進んだことで、九州地区を中心に構造材としての利用を推進してきた。今回、安定的な調達が可能になったとして、これまで内装材を中心に地域産材を使用してきた関西エリアにおいても、構造材に顧客ニーズの高い国産材の利用を進めていくという。
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