一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII、東京都中央区)は、2016年のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業から導入した、ZEHビルダー登録制度に対する設計者の登録数増加に伴い、2018年度から、これまでのZEHビルダー登録制度の名称を「ZEHビルダー/プランナー登録制度」に変更し公募している。登録の際に事業形態や業種に応じて、ZEHビルダーまたはZEHプランナーのいずれかの名称を選択する。具体的には、業種に応じた各種許可証を添付して、建設会社であればZEHビルダーを選択し、設計事務所であればZEHプランナーを選択することになる。ZEHビルダー/プランナー登録件数は4月27日時点で6487件。
政府の方針では、「エネルギー基本計画」により「住宅については、2020年までに標準的な新築住宅でZEHの実現を目指す」としている。経済産業省資源エネルギー庁では、ZEH普及のためのロードマップを策定。ZEHの新築や新築建売住宅の購入またはZEHへの改修をする者に補助金を交付することで普及を図っている。
ZEHロードマップに基づき、自社の受注する住宅のうち、ZEHの占める割合を2020年までに50%以上とする事業目標を設定した、ハウスメーカー・工務店・建築設計事務所・リフォーム業者・建売住宅販売者等をZEHビルダー/プランナーとして、SIIが公募。登録された事業者は、SIIのホームページで公表されている。
ZEHビルダー/プランナーは、2020年までのZEH普及目標と2016年および2017年のZEH供給実績を自社ホームページや会社概要などで公表。ZEH補助金は、SIIに登録済みのZEHビルダー/プランナーが設計・建築・販売する住宅であることを要件としている。
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