YKK AP(東京都千代田区)は4月25日、2016年4月からスタートした「未来窓プロジェクト」の第3弾として、未来ドア「UPDATE GATE(アップデイト ゲート)」を発表した。プロトタイプをYKK APショールーム新宿にて、4月26日より一般公開する。
第3弾では、これまでの対象を「窓」から「ドア」へと移した。家族が毎日必ず通る場所は玄関。そこをコンタクトポイントとして、玄関ドアを介して生活がもっと便利に、家族のコミュニケーションをもっと楽しくできる場の創出を目指した。「家族のことを第一に考える、まるで執事のような玄関ドア」と事業開発部長の東克紀さんはそのコンセプトを説明する。
玄関ドアとAIを融合させることで出かける前の交通情報や天候情報など、家族一人一人に合った情報を玄関ドアが映し出す。室内・室外ともに4Kの液晶画面になっており、表面は強化ガラスで覆われている。マイクやスピーカーも搭載されていて情報は音声でも伝えてくれる。ドアノブはなく、ドアは顔認証システムにより自動開閉する。家族への伝言や、家電の操作なども可能。
玄関ドアの両袖のFIXガラスは、新素材のエアロゲル入りトリプルガラス。0.012W/m・k~の断熱性能をもつ。
今後、非常時の開閉やサイズのバリエーション等の課題に取り組み、2020年の発売を目指す。価格は、搭載するスペックに応じて130万~200万円を想定。
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