インテグラル(茨城県つくば市)は、省エネ計算・評価ソフト「住宅性能診断士 ホームズ君 省エネ診断エキスパート」に、断熱リフォームの設計時に使える新機能を追加し、Ver.4.13として発売した。
今回加えたのは「区画熱損失係数Q*(キュースター)」の計算機能。今年3月発行の『改修版 自立循環型住宅への設計ガイドライン』(建築・環境省エネルギー機構)が、断熱範囲の把握と改修効果の評価指標として示した区画熱損失係数を計算することができる。
これにより、従来機能である平成28年省エネ基準にもとづく新築の外皮性能・一次エネルギー消費量計算のほか、リフォームでの省エネ設計もできるようになった。
新しいリフォームモードでは、既存住宅の現状を入力したあと、断熱改修計画を入力することで、改修前後の省エネ効果の比較検討が可能。また、区画熱損失係数をもとに、部分断熱改修による暖房エネルギーの削減量、室温の改善効果の予測もできるようになる。
税込15万1200円。
さらに、オプションのパッシブ設計支援ソフト「住宅性能診断士 ホームズ君 すまいのエコナビ」の暖房設計機能を拡充。壁かけ式エアコンの検討に加え、薪ストーブや床暖房の室温・動的熱負荷計算が可能になった。
また、床下エアコンの設定方法を改良し、さまざまな暖房機器・計画に対応した室温シミュレーションと光熱費検討ができるようになる。
税込18万3600円。
●ニュースリリースはコチラ(省エネ診断エキスパートVer.4.13)
●ニュースリリースはコチラ(すまいのエコナビVer.4.13)
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