パナソニック(大阪府門真市)は4月24日、生活空間や家電製品のデザイン視点でのイノベーション創出に向け、京都大学と協力関係を構築したことを発表した。「デザイン学」の確立と、社会問題解決に取り組んでいる京都大学の知見・視点を製品のデザインに生かしていく。
今後の活動としては、京都大学の協力のもと、デザイン学に関連するエキスパートインタビューや講演会を実施し、オープンな議論を進めていく。また、ワークショップなどを通じてデザイン開発におけるインサイトを得ることで、家電の新たな商品開発の可能性を探るとしている。
パナソニックは今月、京都市内に家電のデザイン拠点「Panasonic Design Kyoto」を開設し、これまで滋賀県や大阪府に分散していたデザイン部門を集約している。多様な知が集まる京都ならではの立地を生かし、外部との連携を強化しながら、顧客価値を追求していく考えだ。
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