「マイホーム、自分にとっては買い時だと思わない」が8割―。住宅不動産のコンサルティング事業を行うハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は、20代以上の男女2278人を対象に実施した「住宅購入に関するアンケート調査」の結果を発表した。住宅の購入意欲が減退していることを示す結果となった。同社では、「漠然とした不安感や住宅ローンを組むことへの懸念など、東日本大震災は消費者の心理面に影響を強く及ぼしている」としている。
ほぼ1年前の調査で、自分にとっての買い時感を聞いたところ、「買い時ではない」との回答は6割だった。それに比べると、今年は大幅に増えている。「自分にとって買い時だと思わない」理由のトップ3は、「自己資金不足」、「生活不安」、「住宅ローンを組むことに対する不安感」だった。
一方で、「一般的には買い時だと思う」との回答は、約4割いた。「物件価格の低下」や「住宅ローンの金利低下」がその理由。
住宅性能において重視する項目トップ3は、「耐震・免震」「防火・耐火」「高気密・高断熱」だった。
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