ライフデザイン・カバヤ(岡山県岡山市)は4月20日、CLT(直交集成板)の活用方法を技術提供するフランチャイズネットワーク「日本CLT技術研究所」を発足したと発表した。
同社は、独自のCLT専用の接合金物を用いて簡単に構造計算ができる「オリジナルCLTコア構法(LC-core構法)」を、五十田博教授(京都大学)、森拓郎准教授(広島大学)、構造計画研究所(東京都中野区)、BXカネシン(東京都葛飾区)、銘建工業(岡山県真庭市)と共同技術開発。CLTパネルを効率よく配置して使用量を抑え、鉄筋コンクリート造りと比較して約半分程度の工期を実現した。また、阪神大震災の地震波などさまざまなケースで実施した振動台実験では、金物・CLTともに破壊は見られず、高い耐久性を実証している。
今回発足した研究所は、加盟企業に対してCLT建築に関する技術ノウハウ、CLTパネル、オリジナル金物といった建材、独自開発した構造計算システムを用いた構造計算サービスを提供。CLTの普及と発展を進め、日本の林業復興と地方創生に貢献していくという。
9月より本格的な加盟開発をスタート予定。3年間で40社程度のネットワークを目指す。
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