タツミプランニング(横浜市)はこのほど、神奈川県住宅供給公社による「相武台団地 上層階住戸リノベーション事業」の受託事業者に決定したと発表した。
同事業は、高度経済成長期に宅地開発された地域で大きな課題となっている空室率の上昇抑制に効果的な住戸プランを募集したもの。賃貸住宅への「若年層流入」と「最上階空家の活用」を目的とした団地再生事業となっている。
同社は、構造を生かしたゾーニングや、「誰が・どんな場所に住むか」などコンセプトとターゲット設定を明確にした“個性ある”家づくりを提案。防音保湿など住宅性能の改善に配慮されている点も選出理由のひとつとしてあげられている。
今後、若い子育て世帯をターゲットにした「暮らしに合わせて進化する家」と、DINKSをターゲットにした「回遊する自由空間」の2つのプランでリノベーションをおこなう予定。ライフスタイルの変化に対応し、広く、長く、自由に暮らせる住まいを提案していくという。
引き渡しは8月中旬予定。
「暮らしに合わせて進化する家」家族のライフステージにあわせて寝室を間仕切りできる
「回遊する自由空間」2つの空間をつなぐ土間空間は土足のまま移動が可能
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