一般社団法人空き家管理士協会(東京都港区)は、SNS(ソーシャルネットワークサービス)のような感覚で、双方向型のコミュニケーションがとれる空き家管理士専用の報告ウェブサイト「空き家管理コネクト」を構築した。現在、事業者からの申し込みを受け付けている。5月10日から一般運用開始。4月から1年間、空き家管理士の初年度登録料の無料キャンペーンを行う。
新サービスは、毎月の報告書・臨時巡回報告書をスマートフォンやタブレットからSNSに写真を投稿する感覚で作成できる。空き家管理士の事務作業が大幅に減るだけでなく、顧客へのタイムリーな報告が可能となる。また、作成した報告書に連絡事項やコメントも付けられる。
同協会は空き家管理の専門家である「空き家管理士」の資格制度を運営する。これまでの空き家管理の報告は、巡回して撮影した写真をメールに添付したり、報告書を郵送する形で行われていた。しかし、この方法では巡回から報告までのタイムラグや一方向型の報告書になることが多く、課題とされてきた。さらに台風など災害後の報告にも時間がかかるため、顧客が不安を抱えることも多かった。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。