独立行政法人都市再生機構(UR都市機構、神奈川県横浜市)は、千葉幸町団地(千葉県千葉市、4287戸)において、中層住棟への踊場着床型エレベーターの設置と併せ、子育て世帯向けにリノベーションした住戸を供給する。また、子育て世帯が安心して楽しく生活できる環境整備も含めた総合的な子育て支援プロジェクトを始動する。
今回供給する住戸は、「赤ちゃんと、安全に、シンプルに暮らす」をコンセプトとし、内装・設備は乳幼児との生活を想定して、子育て中のUR職員の実体験を元に『あったらいいな』を集めたもの。リノベーションの主なポイントは、「外出しやすい環境」(中層エレベーターと1Fピロティ―内のベビーカー置き場)、「安全性」(対面キッチン、モニター付きインターホン、玄関人感センサー、樹脂畳)、「収納の工夫」(広い土間、有孔ボード、飾り棚)、「家族のコミュニケーション」(マグネットボード、チョークボード)の4点。
入居者の募集期間は、4月19日~5月19日。現に同居する満18歳未満の子どもを扶養する世帯(申込時に妊娠している場合も含む)を対象に募集する。
同団地での子育て支援プロジェクトは、子育て世帯が安心して楽しく生活できるハードとソフトからなる環境整備を進め、子育て世帯の住まい方を提案するもの。ソフト環境整備では、団地周辺の子育て支援施設等を示したマップの配布や、多世代との交流を促すコミュニティ施設との連携を予定する。そのほか、団地内施設で子育て相談やイベント等を開催している。
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