国土交通省は4月10日、2018年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の補助対象事業の募集を開始した。
既存住宅の性能向上や三世代同居等の複数世帯の同居などを推進する事業。補助対象住宅は、リフォームを行う既存住宅(戸建て住宅、共同住宅ともに対象)。主な事業要件として、(1)リフォーム工事前にインスペクション(建物の現況調査)を実施すること、(2)リフォーム工事後に一定の住宅性能を有するようリフォーム工事を実施すること、(3)リフォーム工事の履歴と維持保全計画を作成することが求められる。
補助対象費用は、リフォーム工事、インスペクション、履歴作成、維持保全計画作成等に要する費用。補助率は対象費用の3分の1。補助限度額は、リフォーム工事実施後の住宅性能に応じて100万~250万円/戸。三世代同居対応改修工事を実施する場合は50万円/戸を上限に加算する。
今年から、特定既存住宅情報提供事業者団体が提案する「事前採択タイプ(安心R住宅)」が設けられた。
応募方法・期間は、「通年申請タイプ」の場合、11月30日までに事業者登録を行うことで交付申請が可能。「事前採択タイプ(安心R住宅)」は9月28日まで、工法などについて施工業者・買取再販業者からの提案を受け付ける「事前採択タイプ(提案型)」は5月18日まで、それぞれ受け付ける。「事前採択タイプ(安心R住宅)」は応募状況に応じて随時、採択事業を決定する。「事前採択タイプ(提案型)」は6月末をめどに採択事業を決定する予定。
同省は、4月16日から全国9都市で同事業に関する事業者向け説明会を開催する。説明会の日程などはこちら。
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