公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が4月10日発表した、2018年3月度の首都圏等の不動産流通市場の動向に関する月例報告によると、中古戸建て住宅の在庫価格が26カ月ぶりに前年比で下落した。ただ、成約価格は、7カ月連続で上昇。地域別の成約価格は、多摩、横浜・川崎市、神奈川県他で前年比で2ケタの上昇となった。
中古戸建て住宅の新規登録件数は、前年比で8カ月連続の増加、在庫件数は10カ月連続で増加している。地域別の中古戸建て住宅成約件数は、東京都区部と多摩を除き各地域で前年比で減少した。
首都圏中古マンション件数は、前年比が新規登録件数で7カ月連続の増加。在庫件数で34カ月連続の増加となる。首都圏地域別中古マンション成約件数は、埼玉県を除き各地域で前年比で増加している。
中古マンションの平米単価は、前年比が63カ月連続で上昇。新規登録や在庫平米単価も上昇率は拡大している。地域別の中古マンション成約平米単価は、千葉県と神奈川県を除く各地域で前年比で上昇した。
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