大和ハウス工業、作業支援用のロボットスーツを全工場に導入

　大和ハウス工業（大阪市）は４月１０日、工場で働く職方の労働環境整備に向けて、全工場にサイバーダイン社（茨城県つくば市）の「ＨＡＬ腰タイプ作業支援用」を導入すると発表した。

　同製品を装着して作業することで、床から部材を持ち上げる際に腰部にかかる負荷を約４割低減でき、腰痛などを引き起こすリスクを減らすことが可能という。約３ｋｇとコンパクトな軽量モデルで、長時間の作業にも対応できる。今回、部材の集積やピッキング、梁の加工作業などの負担を軽減するため、全国９工場に合計３０台を導入する。

　同社では、協力会社の職方確保に向け、老朽化した工場を次世代環境配慮型工場に建て替えるなど、工場作業者の職場環境整備に注力している。今後も労働環境を改善するため、ＩｏＴやロボットなど作業負荷を軽減させる新技術の導入・採用を図っていくという。
　

「ＨＡＬ腰タイプ作業支援用」装着風景