「応急仮設住宅の建設事業者に貴社が採択された。保証金を振り込んでほしい」などと書かれた偽造公文書が出回っている恐れがあるとして、国土交通省は20日から公式ホームページ内で注意喚起を呼びかけている。
同省によると、「応急仮設住宅建設の発注見通し書の送信について(重要)」と題した文書が、「平成23年6月15日付け支出負担行為担当官国土交通省住宅局住宅生産課長」と記されて届けられた、と民間の事業者から情報が寄せられたという。
文書には「採択にあたり期限内に保証金を振り込むこと」や、「国交省には直接連絡しないこと」なども記載されていたという。国土交通省住宅局住宅生産課では「そもそも仮設住宅は各県が発注するもので、国土交通省から採択事業者に直接通知することはありえない。通常冷静に考えれば虚偽であることは見抜ける内容だが、過去に応募したことがある事業者は注意してほしい」と話している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。