東京カンテイ(東京都品川区)は4月5日、主な都市圏の3月の新築および中古の木造一戸建て住宅平均価格動向を公表した。
新築住宅は、首都圏では、前月比がプラスであった東京都がマイナスに転じた。首都圏全体としても東京都と同じくマイナスに転じた。また、近畿圏では、京都府が大きく上昇している。
中古住宅は、首都圏では東京都が前月までの下落から上昇に転じたが、首都圏全体としては下落傾向が続いている。近畿圏では、大阪府が下落したが兵庫県と京都府の上昇により全体としては上昇。特に京都府の上昇が大きく影響している。
首都圏
新築住宅は、首都圏で前月比マイナス2.0%と4カ月ぶりに下落した。東京都はマイナス0.6%と下落に転じ、神奈川県はプラス0.8%と3カ月連続で上昇。千葉県はプラス0.6%の上昇に転じ、埼玉県はマイナス1.4%と3カ月ぶりに下落に転じている。
中古住宅は、首都圏で前月比マイナス1.6%と2カ月連続で下落した。東京都はプラス5.8%と5カ月ぶりの上昇に転じ、神奈川県はマイナス0.9%と2カ月連続で下落。千葉県はマイナス9.3%と3カ月ぶりに下落に転じ、埼玉県はプラス2.9%と4カ月連続で上昇している。
近畿圏
新築住宅は、近畿圏で前月比プラス1.6%と4カ月連続で上昇。大阪府はプラス0.6%と2カ月連続で上昇し、兵庫県はマイナス6.3%と5カ月ぶりの下落に転じた。京都府はプラス10.3%と2カ月連続で上昇している。
中古住宅は、近畿圏で前月比プラス3.4%と上昇に転じた。大阪府はマイナス2.7%と4カ月ぶりの下落に転じ、兵庫県はプラス1.5%と上昇に転じた。京都府はプラス30.1%と大きく上昇に転じている。
愛知県・福岡県
新築住宅は、愛知県でプラス1.0%と3カ月連続での上昇。中部圏もプラス1.2%と3カ月連続で上昇した。また、福岡県でもプラス5.7%と上昇に転じている。
中古住宅は、愛知県でプラス5.5%と上昇に転じ、中部圏もプラス7.8%の上昇に転じた。また、福岡県でもプラス1.2%と上昇に転じている。
参照URL:新築一戸建て住宅平均価格
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