2016年に施行された無電柱化の推進に関する法律に基づく初の「無電柱化推進計画」が決定した。計画期間は、2018~20年度までの3年間で、道路の特性に応じて数値目標を設定。約1400kmの新たな無電柱化が進むことになる。街並みの良質化にも寄与する動きだ。
計画では、防災、安全・円滑な交通確保、景観形成・観光振興、オリンピック・パラリンピック関連の4つの観点から対象道路が設定され、無電柱化率などの数値目標が掲げられた。
数値目標は以下の通り。
防災
都市部内の第1次緊急輸送道路の無電柱化率を34%から42%に
安全・円滑な交通確保
バリアフリー化の必要な特定道路の無電柱化率を15%から51%に
景観形成・観光振興
世界文化遺産周辺の地区を代表する道路の無電柱化率を37%から79%に
重要伝統的建造物群保存地区を代表する道路の無電柱化率を26%から74%に
景観法に基づく景観地区等を代表する道路の無電柱化率を56%から70%に
東京オリンピック・パラリンピック関連
センター・コア・エリア内の幹線道路の電線共同溝整備を完了
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