山長、甲府市の築古物件リノベプロジェクト第１弾が完成

　不動産賃貸業の山長（山梨県甲府市）はこのほど、所有賃貸アパート「グレイスロイヤル」（甲府市大里町）をカフェ風にリノベーションする「Ｅｌｅｇａｎｔ Ｒｏｏｍ」プロジェクトの第１弾となる物件の改装工事を完了し、入居者募集を開始した。また、同物件の内覧会を４月１０日～４月１３日に開催する。

　同物件は１９９３年９月に建築されたもので、甲府市内の賃貸物件の空室率が現在約３割と全国的に見ても高いなか、３０代前後の夫婦をターゲットとし、「癒し」「手作り感」をテーマにターゲットの志向性にあわせたリノベーションを行うことにより、賃料約１０％アップを実現した。

　主なリノベーション内容としては、部屋内の全ての扉をパイン材に変更し、キッチンにも同素材を使用。作業台付の可動式キャビネットを導入してレイアウトを自在に変更可能とすることで、家事のしやすさに配慮した。そのほか、和室を残すにあたり、カフェ風のデザインとも調和する琉球畳を採用した。

　今回の内覧会は、不動産仲介業者と賃貸アパートオーナーを対象として実施する。開催日時は、４月１０日～４月１３日の１０時～１４時。要事前予約、見学無料。

扉には全てパイン材を使用（第１弾物件の内観）