生活者は駅に近いなどの利便性よりも地盤が丈夫な安全な土地を選びたいと考えているという調査結果を、地盤ネット総合研究所(東京都千代田区)が発表した。「駅から近いが地盤が悪い土地(A)」と「駅から遠いが地盤の良い土地(B)」の2つの価格が同じだった場合、どちらを選びたいかという問いに、Aと答えた人の割合は15.1%だったのに対し、Bを選んだ人の割合は54.1%だった。
調査は、直近10年以内に新築戸建て住宅を購入した人と、現在、購入を検討している人(男女1000人)に対して行ったもの。調査時期は2017年10月。
「地盤の良い物件情報があったら詳しく知りたいか」との問いに、知りたいと答えた人の割合は81.3%だった。住宅購入者と購入検討者で比較すると、前者が75.2%、後者が87.4%と差があり、同社は「現在の住宅購入検討者は、以前に比べて地盤の良し悪しを非常に気にかけて物件を選んでいる」と分析している。
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