住生活情報サービスを提供するLIFULL(東京都千代田区)は3月28日、「LIFULL HOME’S」の賃貸分野で、「おとり物件」をはじめとする違反物件情報を自動検出するシステムの運用を開始したと発表した。新システムによって取締りを効率化し、「LIFULL HOME’S」の賃貸物件データベースの品質向上を図る。
同システムは、同社が独自開発したもので、実際には契約できない成約済物件や条件のよい架空の物件など、いわゆる「おとり物件」の疑いのある情報を毎日自動で検出することができる。従来から違反物件の取締り活動で活用していた簡易型のシステムを刷新し、違反物件の検出を効率化した。検出された物件については、専門部署による事実確認や是正指導を行う。
同社は同システムについて、当初は賃貸物件情報を対象に運用し、適用範囲の拡大や検出精度の向上、是正措置の自動化などを視野に入れる。
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