建設・不動産関連の資格スクールを運営する総合資格(東京都新宿区)は、「総合資格学院」に通う受講生(東京地区)で2017年度1級建築士試験の合格者を対象に実施したアンケート結果(回答数252名)をまとめて発表した。
1級建築士試験受験者の多くが設計事務所やゼネコンなどで仕事をしながら受験勉強に励むなか、合格者の多くは「すき間時間」を有効に活用して試験勉強をしていることが分かった。「通勤・通学中」の勉強が59.5%と最も多く、次いで「昼休みの時間」が35.7%、「寝る時間を削って」が31.0%で続いた。
1級建築士になると決意した時期を聞いたところ、「大学生・短大生」が26.2%で最多だった。また、学生時代の合計は56.9%となり、半数以上が学生時代から自身の将来像を強く意識していることが分かった。
建設業界に向いていると思われる性格を聞いたところ、建設業界特有の業務には、基本的資質として「根気強さ」(44.8%)がなければ対応できないと考えている人が多いことが分かった。その他には、「好奇心旺盛」(39.3%)や「社交的」(35.3%)も挙げられた。
そのほか、1級建築士が選ぶ好きな東京の近代建築では、「東京駅丸の内駅舎」(76票)、「東京都庭園美術館」(33票)、「旧赤坂離宮(迎賓館)」(18票)が上位となった。
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