パナソニック(大阪府門真市)は3月26日、「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」(Tsunashima SST、神奈川県横浜市)のスマート集合住宅、スマート商業施設、Tsunashima SST SQUARE(国際学生寮・タウンマネジメントセンター)が竣工し、既に稼動しているタウンエネルギーセンター、水素活用拠点、スマート技術開発施設とともに、次世代都市型スマートタウンとして始動すると発表した。
「Tsunashima SST」では、 街にかかわる企業・大学・住民・地域の共創による新たなイノベーション創出、地域の持続的発展、持続可能な開発目標SDGsの推進、超スマート社会Society5.0の実現に寄与するスマートタウンを目指す。
パナソニックと野村不動産(東京都新宿区)を代表幹事とするTsunashima SST協議会は4月、「まちづくり協議会」から「まちづくり運営協議会」に移行する。ユニー(愛知県稲沢市)、JXTGエネルギー(東京都千代田区)、慶應義塾大学(東京都港区)、綜合警備保障(ALSOK、東京都港区)、サンオータス(神奈川県横浜市)、本田技研工業(東京都港区)、大林組(東京都港区)の計8団体が街の運営に携わる。
パナソニックは、更なる共創によるイノベーション創出活動として、タウンマネジメントセンター内にオープンイノベーションの拠点であり先進のIoTオフィスとなる「イノベーションスタジオ」を構築する。また、国際交流・地域交流・知の交流と、街の情報発信の拠点となる「エクスチェンジスタジオ」を構築し、パナソニックと慶應義塾大学を中心に「Tsunashima SST LAB」を創設。同活動を通じ、企業、大学、住民、地域、自治体が共創し、まちを活用したイノベーションアイデアの事業化を目指す。
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