国土交通省は3月23日、2017年度「民間住宅ローンの実態に関する調査」の結果を発表した。2016年度の新規貸出額は前年度比6918億円増の18兆9088億円、貸出残高は同3760億円増の160兆4147億円となった。
新規貸出額の内訳は、新築住宅向けが58.0%、中古(既存)住宅向けが16.7%、借り換え向けが25.3%。前年度に比べると、借り換え向けの割合が10.1ポイント増加したほか、中古(既存)住宅向けも0.6ポイント増で増加傾向が続いた。新築住宅向けは10.7ポイント減となった。
新規貸出額における金利タイプ別割合を見ると、「変動金利型」が50.2%で最も高かったが、前年度比では6.3ポイント減少。「固定金利期間選択型」は25.7%で同4.3ポイント減、「証券化ローン」は17.0%で同7.8ポイント増、「全期間固定金利型」は7.1%で同2.8ポイント増となった。
新規貸出額における「固定金利期間選択型」の固定金利期間別割合を見ると、「固定金利期間選択型(10年)」が49.3%で最も高かったが、前年度比では8.7ポイント減少した。「固定金利期間選択型(2年)」(4.9%)、「固定金利期間選択型(3年)」(14.7%)、「固定金利期間選択型(5年)」(7.1%)の割合はそれぞれ減少、「固定金利期間選択型(10年超)」(23.3%)の割合は増加に転じた。
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