ジャストシステム(東京都新宿区)は3月22日、「人工知能(AI)&ロボット 月次定点調査(2018年2月度)」の結果を発表した。AIスピーカーを知っている人にセキュリティについて聞いたところ、約6割がAIスピーカー利用による「個人情報漏洩」に危機感を持っていることがわかった。また、「クレジットカードなどの購入情報の漏洩による金銭的被害」や「外部からのハッキングによる家電などの不正操作(乗っ取り)」についても6割以上の人が危機意識を持っていると回答した。
●AIスピーカーのセキュリティーに関する不安
AIやロボットによる利便性については、約3割の人が学業や仕事面で「向上」「やや向上」したと感じている一方、54.1%が「特に何も変わっていない」と答えた。プライベートにおいても、52.9%が「特に何も変わっていない」と答えており、仕事やプライベートともに過半数が利便性の向上を実感していないことがわかった。
さまざまな機能を提供する「家庭用ホビーロボット」について、「自身や家族が所持している」人は4.8%、「自身や家族がいずれ欲しいと思っている」人は13.9%だった。
今後、AIやロボット活用によって「コンビニエンスストア」がすべて無人店舗になると考えている人は20.3%だった。そのほか「宝くじ販売店」は33.7%、「チケット販売店」は30.6%、「レンタルDVD・CD店」は29.0%の人が、将来すべて無人店舗になると思うと回答している。
調査は15歳~69歳の男女1100人を対象として実施したもの。
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