マグ・イゾベール(東京都千代田区)は3月16日、冬季・夏季それぞれにおいて適切な湿気管理を可能にする調湿気密施工システム「イゾベール・バリオ」を発売した。
冬季は室内から屋根・外壁内部への湿気の侵入を抑制し、夏季は屋根・外壁内部に閉じ込められた湿気を放出することで結露を防ぎ、構造躯体を乾燥状態にする必要がある。「イゾベール・バリオ」は、5つの専用資材を使い、簡単な施工で構造躯体の乾燥状態を確保するというもの。
同施工システムを構成するのは、防湿・除湿性能をあわせもつ半透明の調湿気密シート「エクストラセーフ」をはじめとする5アイテム。所定位置に仮止め用部材を貼り、そのうえから「エクストラセーフ」を留め付けてから、各種粘着テープ・ボンドで気密を強化していく。
「エクストラセーフ」は、周辺の相対湿度に反応して分子構造が変化する性質をもつ。湿気が少なく相対湿度が低い環境では分子構造が均一になり湿気が通る隙間がないため、防湿性能を発揮。一方、湿気が多く相対湿度が高い環境では分子同士が結合して湿気を通す隙間が生まれるため、透湿性能を発揮する。これにより「冬は防湿」「夏は透湿」が1枚のシートで可能になる。
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