アプリではじめるIoTアパート経営「TATERU Apartment(タテルアパートメント)」の開発・運営を行うインベスターズクラウド(東京都港区)の子会社Robot Home(東京都港区)はこのほど、賃貸オーナーのための賃貸経営アプリ「Apartment kit for Owner」の提供を開始した。
「Apartment kit」は賃貸住宅をIoT化できるデバイスキット。賃貸経営を行うオーナーは、IoTを活用して「空室状況」、「内見状況」の把握、空室時の「セキュリティ対策」などが可能となる。今回のオーナー向けアプリは、プロパティマネジメントに関わる三者(オーナー・入居者・管理会社)のコミュニケーション円滑化を可能にするもの。
アプリ上では、所有物件の稼働率や送金明細、契約書類に加え、空室サイトへのアクセス数や周辺の家賃相場および地域情報(周辺施設、人口密度、犯罪率、ハザード情報を含む)など、入居募集時の家賃設定に必要な様々なデータを閲覧可能。
管理会社からの確認事項は全てプッシュ通知で賃貸オーナーに知らせるほか、原状回復工事の見積もり確認や書類手続きなど、これまで管理会社と行っていた面倒なやり取りをアプリひとつで完結できる。不明点はチャット形式で管理会社へ相談できるため、入居募集にかかる時間を最大限短縮できる。
同社は今後、賃貸経営の透明化および新サービス提供に向けて、IoTデバイス「Apartment kit」の大幅なスケールアップを行う。また、「Apartment kit」を通じて蓄積されたデータベースを元に、AIへの機械学習とIoT賃貸経営におけるソリューションの開発と提供を推進する。
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