小田急電鉄(東京都新宿区)と小田急不動産(東京都渋谷区)は3月8日、小田急線「新百合ヶ丘駅」構内に「住まいと暮らしの情報スポット」を開設。川崎市とともに、無人情報端末の情報発信に関する有効性と求められるサービスについて実証実験を開始する。同スポットが駅構内に開設されるのは全国で初めて。
小田急グループおよび川崎市は、平成28年に「小田急沿線まちづくりに関する包括連携協定」を締結。また国土交通省の「平成29年度住宅ストック維持・向上促進事業」に共同提案が採択されるなど、官民連携で住宅ストックの利活用および子育て世代の流入促進策の検討を進めている。同スポットはこれらの取り組みの一環として開設された。
実証実験では、日本エイジェント(愛媛県松山市)が提供する無人情報端末で、住宅情報の検索やVRゴーグルを使用した室内の内見などのコンテンツを提供。また、川崎市の申請書類の取得なども可能とするなど、住生活ニーズの検証や新たなサービス開発を実施。鉄道利用者および市民の利便性向上につなげていくという。
設置期間は平成32年3月31日まで(予定)。
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