一般社団法人パッシブハウス・ジャパンは3月2日、今年で3回目となる「エコハウス・アワード2018」の表彰を行った。最優秀賞は家工房一級建築士事務所(青森県八戸市)の「雫石町の300mm断熱リノベーション」。省エネルギーで、快適性やデザイン性を備えた住宅を表彰する同アワードには、一次審査を通過した20作品がノミネートされていた。
受賞作は寒冷・多雪地帯、岩手県の雫石町にある築26年の住宅を断熱リノベーションした事例。総工費2600万円をかけて、年間暖房負荷25.20kWh/m2a、Ua値0.205W/m2・Kにまで住宅性能を上げ、真冬でも床下エアコン1台でムラ無く全館暖房を行う住宅に再生した。
審査員であるパッシブハウス・ジャパン代表理事の森みわさんは、ストック時代への移行で「寒冷地の悪環境の中、断熱リノベーションでこれだけの住宅性能まで引き出すことができる同社の技術力は、今年度の最優秀賞に値する」と、受賞の理由を説明した。
その他の部門賞は以下の通り。
■パッシブハウス部門優秀賞
丸亀パッシブハウス
設計者: プラン・リーブル
施工者: パッシオパッシブ
■推奨エコハウスゾーン部門優秀賞
金曲のハコイエ
設計者: 菊池洋壽
施工者: 菊池組
■地域トップランナー基準部門優秀賞
和泉南の家
設計者: プラン・リーブル
施工者: アーキテクト工房Pure
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。