ナイス(神奈川県横浜市)は3月6日、愛知県豊田市が2017年に実施した「豊田市営樹木住宅買取整備事業」で企画・提案し、採択された「市営樹木住宅」がこのほど完成したと発表した。「森でつながる街~豊田市産材+スマートウェルネス」をコンセプトに提案したもの。
同住宅は、矢作川流域のスギ・ヒノキなどの木材を使用した木造集合住宅で、スマートウェルネスの考え方を取り入れ、現行の省エネルギー基準よりも高い断熱性能とすることで冷暖房効率に優れた住空間を提供する。また、すべての建物において耐震等級3を標準としている。
同社が提案した「森でつながる街」は、バリアフリーに配慮した平屋建て住戸(単身・2人世帯向け)の1LDK14戸と、1・2階建で1住戸とするメゾネットタイプの2LDK34戸の全11棟、48戸で構成する。各戸の玄関は敷地内の中心通路となる「樹木広場」とそれにつながる小路に向いており、多世代の居住者の交流と相互の見守りにつながるコミュニティを形成する。
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