建設産業の人材確保などに向け、建設技能者のキャリアアップ、能力向上に関する取り組みが進んでいる。その一環で業界団体や行政、研究者などで構成する「建設産業担い手確保・育成コンソーシアム」は3月6日、コンクリート圧送、ダクト、塗装、トンネル(山岳)の4つの専門工事業に関する職業能力基準案を取りまとめた。初級技能者から登録基幹技能者まで4つのレベルで、必要な専門知識や基本技能を整理した。
同コンソーシアムは2018年秋に予定されている、建設キャリアアップシステムの運用開始に向けて対象職種を増やすなど準備を進めている。これまでに、各技能職種に共通となる「共通編」のほか、「とび」「鉄筋」「型枠」「左官」「機械土工」「電気工事」「内装仕上」「管工事」に係る職業能力基準案を策定してきた。
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