LIXIL(東京都千代田区)は、室内建具シリーズ「ラシッサ」を4月2日に発売する。また、国内工場に設備投資を行い、リフォーム対応力を強化。特注寸法品であっても全デザインで3日以内に出荷できる態勢を整えた。
今年でインテリア建材の発売から30周年を迎えるにあたり、従来シリーズの「クリエ」「ラテオ」「ヴィンティア」などを統合し「ラシッサ」として商品体系を組み直した。キャッチコピーは「私らしさを、かたちに。」
「この30年間で、プロユーザーが提案しオススメしていた時代から、エンドユーザー自身が商品を選ぶ時代に変わった。SNSの浸透により、ファッションと同じようにインテリアを自己表現のひとつととらえる人が増えた影響も大きい。
これまでも、お客様の多様化するニーズに応えるかたちで商品バリエーションを増やしてきたつもりだが、ショールームで生の声を聞くと『デザインはこっちが好きだけど、ガラスはこっちが好き』というように、現状では選べない組み合わせを求める割合が約60%にのぼることがわかった。そこでラシッサは、組み合わせの自由度がより高い室内建具シリーズにした」(古島照生氏、LIXIL Housing Technology Japan理事 インテリア事業部長)。
スタンダードな「ラシッサS」と個性的な「ラシッサD」の2つで構成され、4レーベル(クリエ、ヴィンティア、ラテオ、パレット)、21色がそろう。ガラスはアンティークやチェッカーなど6タイプ、ハンドルは10タイプ、丁番は4色から選ぶことができる。
凹凸をつけたシートでリアルな木肌を再現。框組構造デザインは、木口までシートを巻き込んでつなぎ目を見せない細かな工夫がされている。
また、これとは別に、室内窓「デコマド」もラインアップ。マンションリノベで人気の高い造作小窓を既製品化したもので、間仕切りやパーティション、のぞき小窓、インナーテラスなど通風・採光できる室内窓として自由なアイデアで使ってほしいとする。
床設置・窓台設置どちらにも対応し、ガラスは6種類。
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