不動産評価サイトTAS・MAPを運営するタス(東京都中央区)は2月28日、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・は関西圏・中京圏・福岡県版 2018年2月」を発表した。2017年12月期1都3県の賃貸住宅指標によると、東京市部でアパート系、マンション系ともに空室率TVI(タス空室インデックス)が悪化傾向にある。貸家着工数は千葉県のみが増加傾向で、東京23区と東京市部は横ばい、神奈川県と埼玉県は微減傾向だった。
関西圏・中京圏・福岡県では全地域でアパート系空室率TVIが前月比で改善した。また関西圏での貸家着工数は、京都府で減少傾向となっているが、大阪府と兵庫県では増加傾向だった。
同社は、アベノミクス以降首都圏に集中していた賃貸住宅への投資が、関西圏へ移りつつあると分析している。
分析:(株)タス
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