野池政宏氏(住まいと環境社代表)が提唱する「Forward to 1985 energy life」運動の東京キックオフミーティングが、6月13日、東京・四谷で開催された。
趣旨に賛同する関東のつくり手40人超が参加、野池氏の趣旨説明の後、運動の展開方法を議論した。
この運動は、東日本大震災以降続く原発危機・電力不足をはじめとするエネルギーに関する諸問題を、住宅の省エネ化で軽減するもの。住宅のエネルギー消費量・電力消費量を2分の1にすることで原発も半分にしていくことを目指す。
「2分の1」の手法は、野池氏がこれまで普及に取り組んできた自立循環型住宅、パッシブデザイン、省エネリフォームをベースとし、その手法についても発信していく。
運動の展開については、地域でこの運動を展開するつくり手=「地域リーダー」を募り、その「点」をウェブを使って「線」につなぎ全国に拡げていく。著名人や関連企業、環境リーダー、住宅/環境ネットワークなどにも参加/賛同/協賛を呼びかけ、運動の拡大を図る。
第一弾のリアルな取り組みとして、9月17日名古屋市で「秋の大集会」を開催、500人を集め運動の起爆剤とする。13日のミーティングでは、運動の担い手として手を上げた「コアメンバー」を中心に、大集会の趣旨やプログラム、巻き込み手法などを議論した。
当面はホームページやフェイスブック、ツイッターを通じて啓発を行いながら、参加/賛同者のコミュニケーションを図る。
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