LIXIL(東京都千代田区)は2月26日、開発途上国の居住問題に取り組む国連人間居住計画(国連ハビタット)との契約を獲得し、ケニアのトゥルカナ郡にあるカロベイエイ難民居住地向けに、同社が開発した持続可能な衛生ソリューション「グリーントイレシステム」を提供すると発表した。
「グリーントイレシステム」は、水を使わずに安全に排泄物を処理し、肥料として再資源化することができる衛生ソリューション。同システムの設置を通じて、難民居住地で衛生的かつ安全なトイレを整備するだけでなく、排泄物から再資源化された肥料を作物の栽培に利用することで、難民の経済的自立の支援につなげることができる。
同社は今年3月末までに、同システムをカロベイエイ居住地に設置する予定。さらに、システムを適切に維持管理できるよう、研修プログラムを実施していく。
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