不動産企画・プロデュースを行うPAX(東京都渋谷区)はこのほど、C2C型の不動産検索サイト「SPACELIST(スペースリスト)」の運営を開始した。
物件のオーナーが部屋の情報を掲載できるのが特徴で、借りたい人は直接オーナーへ問い合わせることが可能。同社は、アメリカやヨーロッパの一部では一般的となっている「貸主が部屋の募集を行う」といったC2C型の新しい不動産流通形式を日本でも広めていきたいという。
同サイトは全国の賃貸住居物件を対象にしており、室内や周辺環境などをすべて貸主が掲載。部屋の検索には「パン屋さんが近い」「改装可能」「フリーレント有り」などさまざまな項目が設けられ、部屋探しを楽しく行える仕組みになっている。物件によっては賃料や諸条件などについて直接交渉が可能。掲載や問い合わせなどすべて無料で利用することができる。
全国的に空室率の増加が想定されるなか、同社は、貸主が積極的に建物の魅力を発信し対応することで、適切な募集条件の確定や、より良い入居者とのマッチングが図れるとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。