東京電力エナジーパトナー(東電EP、東京都港区)とトヨタウッドユーホーム(TWH、栃木県宇都宮市)は2月21日、TWHが開発する新規分譲地にて「次世代スマートタウンプロジェクト」を共同で進めることに合意した。
同プロジェクトは、TWHが今後発売する新規大型分譲地の戸建住宅に対応するエネルギーやIoT技術を軸とした新サービスの実用化に向け、実証実験を行うもの。これにより、次世代の街づくりや住まいづくりの実現と新サービスの発展、拡充を目指す。
実証実験されるサービスは、「電気のお預かりサービス」(仮称)と「おうちの安心プラン」の二つ。「電気のお預かりサービス」は、蓄電池などの設備がなくても余った電気を預かったとみなして実際に使用する際に充当できるサービス。ユーザー同士で分け合うこともできる。実証実験は、2018年7月~2019年3月までの期間で、対象となるモニターから提供される発電量と消費電力量等の実際のデータをもとに適切なサービス内容や運用を検討しこのサービスによる新たな価値の創出を目指す。
「おうちの安心プラン」は、外出先から家族の帰宅状況や留守中の自宅状況を確認することができるTEPCOスマートホームにおけるサービス。実証実験では、サービスに必要な機器を対象分譲地のすべての住宅に標準搭載し、ユーザーの声を吸い上げてサービスの向上・拡充に向けて検討を行う。
実証実験の対象分譲地は、神鳥谷南(仮称、栃木県小山市)290区画、西原町(仮称、栃木県宇都宮市)60区画、虹色のマチTAMAMURA(群馬県佐波郡)202区画。
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