矢野経済研究所(東京都中野区)は2月20日、国内住宅リフォーム市場の短期的なトレンド調査の結果を発表した。2017年第4四半期(10月~12月)の市場規模は、前年同期比12.9%減の1兆7300億円(速報値)だった。同年第3四半期まで4四半期連続の前年同期比プラスで推移してきたことから本格的な回復基調を見込んでいたが、大幅な減少となり、なかでも12月が大きくマイナスとなった。
また、2017年(1~12月計)の市場規模は、前年比0.5%増の6兆2359億円(速報値)だった。分野別にみると、「設備修繕・維持」分野が同2.5%増、「増改築工事(10m2超+10m2以下)」分野が同11.7%減、「家具・インテリア」分野が同1.2%増となった。
2018年は、緩やかな増加傾向で進む見通し。市場規模は6.2~6.5兆円を予測する。
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