![](https://www.s-housing.jp/wp-content/uploads/2018/02/0d1566c111e603d1f25b18108c674b00-150x150.png)
キッチンデザイナー、本間美紀さん
キッチン・バスデザイナーの育成を通しカスタムキッチンの普及を図るインターナショナル キッチン+バス デザイナーズギルド(iKBDG、東京都品川区、運営:一般社団法人国際建材・設備産業協会)は2月16日、毎月定例の「カスタムキッチンを語る会」を開催した。
40回目の今回は、1月にアメリカで開かれたキッチン・バス見本市「KBIS2018」の視察ツアー報告を中心に、ツアーに同行したキッチンジャーナリスト、本間美紀さんのトークセッションも行われた。
iKBDG運営事業部長の菊池クリスさんによると、今、北米のキッチンデザインのスタイルは、トレンドとなっているトランジショナルスタイル(※)とコンテンポラリースタイル(※)に新たにファームハウススタイル(農家スタイル)が加わったと言う。その代表となるシンクがエプロンシンクで、本間さんは「これを田舎ではなく都会でやるのがポイント」と話す。また、アメリカではバックスプラッシュ(コンロやシンクの後ろの壁)がキッチンデザインの重要なアイテムとして位置付けられており、キッチンデザインは、シンク、カウンタートップ、水栓、そしてバックスプラッシュの4つのコーディネイトで決まると言う。
キャビネット(収納)とのコーディネイトに重きを置くのが主流で、そして清掃性や効率性を重要視する日本では、バックスプラッシュやファームハウススタイルへの需要はまだまだ低いが、「”自分らしい”、”自分好み”を求める施主への提案の一つとして差別化になる要素」と菊池さん。
今後も月一回のペースで交流会を開催していく。問い合わせは、IBMF iKBDG事業部(TEL:03-5436-5356)まで。
※トランジショナル・・・クラシックとモダンの中間。
※コンテンポラリー・・・今風な、現代的な。
![](https://www.s-housing.jp/wp-content/uploads/2018/02/Whitehaven-kitchen-sink-HiRise-kitchen-faucet-640x847.jpg)
写真は、KOHLER社のエプロンシンク。視察ツアーでは、ウィスコンシン州にあるKOHLER社も見学した
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。