LIXIL(東京都千代田区)は、「防犯対策の充実」と「家事負担の軽減、時間短縮」をテーマとした『建材メーカーと地域工務店協働による「省エネ・健康・快適」×「便利・安心・楽しい」暮らしを実現する住宅の普及に向けたプロジェクト』を実施する。
同プロジェクトは、建材、人感センサ、カメラなどとIoT技術を連携させ、AIスピーカーや1つのスマートフォンアプリで操作可能なシステムを用いた実証を、地域工務店と協働で行うもの。住まいをトータルでIoT連携させるリンクシステム(4月発売予定)を対象として実施し、検証結果は商品・サービスの開発・普及促進に活用する。
具体的な取り組みとしては、「防犯対策の充実」に向けて、スマートフォンと連動した玄関ドアの施錠確認・操作、住宅内に設置した各種センサやカメラとスマートフォンとの連動による自宅の見守りサービスなどの防犯対策を検証する。また、「家事負担の軽減、時間短縮」に向けて、玄関に設置した人感センサとカメラの連携により子どもの帰宅をメールで確認できる機能や、AIスピーカーやスマートフォンから照明、エアコン、シャッターなどの設備を一括管理できる機能などについて、利用状況や利用満足度を検証する。
同プロジェクトは国土交通省の2017年度「サステナブル建築物等先導事業(次世代住宅型)」に採択されている。
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