「世界中のたのしい建築資材を集める」をコンセプトに輸出入販売を手がけるTIME&GARDENマテリアルワールド事業部(東京都港区)は1月、木製の芯材にデニム生地を巻き付けたブリックタイル「インディゴユナイテッド1969」を発売した。
バージンデニム(未使用のデニム生地)5色を用いた「イーストコーストトラディショナル」と、1枚1枚表情が異なるユーズドデニムを用いた数量限定品「ウエストコーストヴィンテージ」の2種類のシリーズがある。
芯材には、軽くてやわらかいファルカタの無垢材を採用。スライスした木片にデニム生地を小口まで丁寧に巻き付け、裏からタッカーで留めて固定してある。タイルを小さくしたい場合は、タッカーを外して芯材をカット。再度デニム生地を巻き直して固定すれば、ミニサイズのタイルとなる。施工も下地材の上からボンドで接着するだけと簡単だ。
レギュラーサイズは220mm×60mm×10mm厚、ハーフサイズは110mm×60mm×10mm厚。約1m2分(レギュラー72枚・ハーフ16枚)を同梱したパッケージで販売する。バージンデニムタイプは2万2000円/箱、ユーズドデニムタイプは2万9800円/箱(ともに税・送料別)。
デニムというファッションの定番素材を活用し、従来の枠にとらわれないユニークな発想から生まれた同製品。誰でも簡単に施工できることもあり、DIYの素材としてエンドユーザーが使用するのにうってつけの“たのしい建材”として注目だ。開発者の堀部朝広社長は、「建築士である自分が“使いたい”と心から思える建材」と太鼓判を押す。
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