アドバンスト・メディア(東京都豊島区)は、同社の建築工程管理のプラットフォームサービス「AmiVoice(アミボイス)スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)」の仕上げ検査項目にAIの音声認識を活用した新機能を追加し、2月15日よりサービスを開始する。
同社は創業以来、音声認識に特化したソフトウェア開発を手掛けてきた。建設・不動産業界には2年前に本格参入し、音声認識を利用したサービス展開を行っている。
これまで仕上げ検査は、室名・部位・指摘事項(不具合など)までは音声認識により即デジタルデータ化できたが、工種やその先の施工協力会社については担当者が入力する必要があった。この度搭載される新機能「SIP AI」では、指摘の中身と工種をAIに学習させることで、検査員は指摘事項を発話するだけで、指摘内容からAIが工種を予測し、工種ごとに事前登録していた施工協力会社が自動表示される。
現在、SIPの導入企業はゼネコンを中心に約70社だが、新機能追加により早い段階で導入企業100社を目指す。また今後、戸建住宅用も視野に入れサービスを展開していく考え。
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