サンワカンパニー(大阪市北区)では現在、長時間労働の改善と健康経営に焦点を当てた人事制度や労働環境の改善を進めている。
同社では、今年1月より従業員の副業への従事を認めた。ここには通常業務で行うことが難しい経験を通じて従業員のスキルアップやキャリアの選択肢を広げ、そのスキルや経験を同社のビジネス拡大につなげたいという狙いがある。現在、複数名が副業に従事し、翻訳、専門学校講師、バンド活動などを行っている。ある社員は、イタリア語の翻訳を通じてその語学力をさらに磨いたことで、4月に出展するミラノサローネでの渉外・運営メンバーに抜擢、活躍が期待されるなど、副業を認めたことにより個人の会社への貢献度は以前より高まっていると言う。
プレミアムフライデー、ノー残業デーの取得率は90%を超え、従業員同士の懇親や自己研鑽の場も増えている。また、全社員を対象として受診費用は全額会社負担で人間ドックを義務付けるなどして健康に対する意識を高めることが健やかに長く就労するための一助にもなっていると言う。
同社では、今後も従業員の働きやすさや多様なライフスタイルへの支援を追求することで、生産性を向上させ、より良いサービスの提供を目指す。
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