日本ペイントホールディングス(大阪市北区)のグループ会社である日本ペイント(東京都品川区)は2月5日、汎用(建築・重防食・自動車補修用)、工業用などの塗料およびシンナーを対象とした製品・運賃価格の改定を発表した。実施時期は、運賃が2月21日、製品価格が4月1日。どちらも前日15時以降の注文から適用する。
製品価格の値上げ幅は、溶剤系塗料が8%、粉体、水系塗料が5%、シンナーが10%。運賃(同社流通センターから発送の場合)は、石油缶(10kg~50kg未満)の場合が30円/個、中小缶(0.5kg~6kg未満)の場合が10~20円/個の値上げとなる。その他の容器サイズについても運賃改定を行う。
同社は今回の価格改定の背景について、昨今の原油価格急騰に伴う国産ナフサ(粗製ガソリン)やその他原料の価格上昇と運送価格上昇を指摘。経費削減等の努力で吸収できる環境にないことから価格改定の実施を決めた。
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