湯まわり設備メーカーのノーリツ(兵庫県神戸市)は1月22日、ガス・石油機器などの経年劣化による重大事故を抑制するために、機器を長期間使用する客への点検の通知を開始すると発表した。
消費生活用製品安全法により定められた長期使用製品安全点検制度に基づき、家庭用特定保守製品を使用しており、その所有者票を登録している客への通知を行い、「法定点検」または「あんしん点検」(ともに有料)を受けるように依頼するもの。「法定点検のお知らせ」通知は、点検期間の開始約1カ月前に発送する。
また、対象となる機器の所有者票の登録を行っていない客には点検の通知を送れないことから、給湯機器はリモコンに「88(888)」を表示し、風呂釜、小型湯沸器、ビルトイン式食器洗い機は機器ランプ点滅により、点検時期の通知を行う。
法定点検対象製品(特定保守製品)は、2009年1月以降製造の屋内式ガス瞬間湯沸器、屋内式ガスふろがま、石油給湯機、石油ふろがま、ビルトイン式食器洗い機。あんしん点検対象製品は、2009年4月以降製造の屋内式の暖房機能付きガス瞬間湯沸器、屋外式ガス瞬間湯沸器、屋外式ガスふろがま、ガス暖房専用熱源機(屋内式・屋外式)、石油暖房専用熱源機(屋内式・屋外式)。
点検作業は、同制度で定められた資格を有する同社作業員が行う。所要時間は約45分~100分。点検料金(税抜、法令点検・あんしん点検共通)は、ふろ給湯(暖房)機器が9500円、給湯機器、ふろがま(業務用も含む)が8600円、小型瞬間湯沸器が8000円、ビルトイン式食器洗い機が1万2800円。
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