不動産情報サイト「LIFULL HOME’S」をはじめとした住生活情報サービスを提供するLIFULL(東京都千代田区)は1月24日、中国の不動産仲介会社Homelink(中国北京市)との国際不動産投資分野における業務提携を発表した。
Homelinkは、中国全土で直営店舗が32都市・8000店以上、所属するエージェントが15万人超の一大ネットワーク。日本では、2017年に日本支社を開設し日本の不動産売買に関連する仲介サービスを行っている。
今後、「LIFULL HOME’S」に掲載中の投資用不動産物件情報はHomelinkのサイトにも掲載し、Homelinkは、日本の不動産投資を検討する中国人不動産投資家にHomelinkのサイトや対面での営業活動で物件を紹介する。Homelinkを通じて入った中国人投資家からの問い合わせについては、LIFULLが通訳、翻訳を行い売買取引をサポートするので、日本のディベロッパー・業者(売主)が直接中国人投資家とやり取りすることはなく、言葉の壁や契約に係る煩雑さなどを回避できる。また、プロパティマネジメント(PM)についても、LIFULLが窓口となって引き渡し後の物件管理や管理会社との調整等のサポートを行う。
Homelinkでは現在、日本の物件契約は月に30件~60件ほどあるというが、本提携を機に初年度にはこれを倍増したいとする。LIFULLは、中国人投資家によるインバウンド不動産投資を促進することで国内の不動産市場を活性化させ、将来的にはボーダーレスなグローバル不動産投資プラットフォームを構築する考え。
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