パナソニック エコソリューションズ社(大阪府門真市)は3月21日、家電や住宅設備をインターネットでつなげて暮らしを便利で快適にするIoTシステム「スマートHEMS」の機能を拡充し、つながる機器を14社27機種に増やす。
スマートHEMSの中核となるホームゲートウェイ「AiSEG2(アイセグ2)」をバージョンアップし、自社製品だけでなく他社製品にも幅広く接続できるようにした。3月21日からつながる機器(予定)は、たとえば三菱電機のエアコン・エコキュート、リンナイのガス給湯器・ハイブリッド給湯暖房システム、パナソニック・アルファ・ゴール・三協立山・美和ロック・LIXIL・YKKAPの電気錠システムなど。
すでに外出先からスマートフォンでエアコンや照明の電源をつけることができるが、新たに床暖房や風呂の湯張りが可能に。また、これまでは、夏場に一定の湿度を超えると自動でエアコンの除湿運転を開始できたが、新たに冬場の加湿運転も可能にした。気象警報情報をもとに電動窓シャッターを自動で閉めるなど、外出時の不安解消にも対応する。
AI機能(AIソーラーチャージ)も装備。AIが翌日の天気予報を確認して太陽光の発電量と余剰電力を予測し、余剰電力があればエコキュートのお湯を自動で沸きあげて買電量を削減することができる。
2018年度中には、GoogleのAIスピーカーとの連携を予定。さらにパナソニックの「創蓄連携システム」についても、18度中にはAIソーラーチャージ対応を開始して充放電機能を充実させたいとする。
また、まだ構想段階だが、電気自動車やその周辺機器との連携も視野に入れているという。
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