日本木造住宅産業協会(木住協、東京都港区)は1月17日、2017年度木造ハウジングコーディネーター資格試験の成績優秀者上位5名を発表、都内の同協会内で表彰式を行った。
今年度の受験者は830名で、内663名が合格し資格を取得した。これにより、木造ハウジングコーディネーター資格取得者は全国で4678名となった。
1位は、400点満点中398点の新倉康平さん(ナイス)と菅原秀一さん(ナイス)、2位は400点満点中397点の岡村竜治さん(エサキホーム)、続いて三浦俊英さん(ナイス)396点、梅若慎太朗さん(ナイス)395点といずれも高得点だった。
試験は2017年12月6日に全国一斉で8都市12会場で行われ、問題は、営業編と技術編からそれぞれ200問ずつ計400問出題。出題量が多く、幅広い分野で詳しい知識が必要とされるのが特徴。70%(280点)が合格ラインだが、各編140点以上必要なため偏りがあると合格できない。年々若年層の受験が増えており、今年度は受験者の55.3%が入社1年~3年以内の若手だった。
「社内ではほぼ必須の資格として位置付けられている」というナイスの菅原さんは、「短期間の勉強だったが、住宅産業全体を俯瞰できる貴重な時間だった」と試験勉強の期間を振り返り、「資格を活かして木造住宅の普及に貢献したい」と抱負を語った。
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