NPO法人 日本ハウスクリーニング協会(東京都新宿区)は、北里環境科学センターの協力のもと2012年の花粉飛散シーズンに網戸に花粉などの汚れがどの程度付着しているかを調べる「網戸残留花粉の実態調査」実施。このほど3月に採取した残留花粉の計測結果をまとめた。
調査では、3月19日・20日に首都圏の10カ所(東京都港区1件、墨田区1件、練馬区2件、町田市2件、埼玉県川口市2件、千葉県柏市1件、神奈川県横浜市1件)の一般家庭の網戸汚れをガーゼで回収し、汚れに含まれる花粉数を計測。その結果、最大約4万2000個/m2、平均約8650個/m2の花粉が網戸に付着していた。
今年1月に調べた際の平均約744個/m2と比べ、花粉飛散シーズンの3月には約11.6倍の花粉が網戸に残っていることがわかった。
同NPOは、年末に1回網戸掃除を行う家庭が多いのが実情としながらも、最近では網戸掃除専用ワイパーが市販されるなど手軽になってきているため、窓開けの機会が増える夏前のクリーニングを呼びかけている。
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