福島市は1月23日、「福島市空家等対策計画」に基づき、地域が一体となった空き家対策を推進するため、11の関係団体等合同による連携協定を締結する。同日に締結式を行い、協定締結を記念する「福島市空き家対策シンポジウム」を開催する。
法務、不動産、建築、金融など多様な11の団体が参画・相互連携を強化することで、空き家等発生の防止や適正管理、流通及び活用の促進、資金や権利問題など、多岐にわたる空き家問題の解決に取り組む。職域も様々な11団体が合同で相互連携を図る協定の締結は、福島県内で初めての取り組みとなる。
協定による取り組みの内容は、(1)市民や所有者等への啓発・相談、(2)空き家等の発生予防や適切な管理、(3)空き家等の流通及び活用の促進、(4)空き家等の権利関係、(5)空き家等対策に必要な情報の共有及び発信、など。
「福島市空き家対策シンポジウム」では、同市が空き家対策の取り組みを報告するほか、日本大学経済学部教授の中川雅之氏、東洋大学理工学部建築学科教授の野澤千絵氏がそれぞれ基調講演を行う。また、事例発表として、空き家活用・促進支援制度構築検討協議会による『「空き家利活用プロジェクト」中間報告』を予定する。
同シンポジウムの開催日時は、1月23日14時~16時30分。会場はサンパレス福島(福島市上町4-30)。入場無料。
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