『新建ハウジング タブロイド版 1月10日号』
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秋葉原駅から約50分、つくばエクスプレス沿線最後のタウンプロジェクトと言われる茨城県つくば市中根・金田台エリアで、木の家づくりを手掛ける工務店による期間限定の展示場「里山住宅博 in TSUKUBA」が計画されている。
同住宅博の事務局を担う茨城県産材普及促進協議会会長の中村公子さんは「地域工務店と造園の専門家、建築家、地元不動産会社、当協議会がタッグを組むことで、100年たっても空き家を出さない魅力的な街づくりができることを確信している」とし、「従来の郊外住宅は寝に帰るための場所だったが、積極的に自然と触れ合い、風景を共有し合う豊かな暮らしの場所にして、年収400万~500万円の一次取得者にも手が届く品質の高い住宅を提供していきたい」と語る。
中村さんにとって自然豊かな同エリアに茨城県産材を活用した工務店による木造住宅の街をつくることは10年来の夢という。いまのところ提供する建売分譲住宅の価格は3500万円前後を想定している。
同プロジェクトは同協議会まちづくり部会・サンヨーホームを事業主とし、企画やプロデュースを町の工務店ネット(小池一三代表理事)、総合計画をエステック計画研究所(小玉祐一郎所長)、ランドスケープと緑化計画をプランタゴ(田瀬理夫代表)、住区計画をICA建築設計事務所(矢口博幸代表)が、手掛ける予定。
「里山住宅博」とは、期間限定で建売分譲住宅を一般公開するもの。地場工務店などによる木の家を、自然豊かな環境にある街並みとして見せることができるのが大きな特徴だ。今回は、全体の敷地として面積3.2haをUR都市機構から買い取り、75区画を造成。そのうち34区画分を里山住宅博に充てる。
1区画約200m2~292m2の土地販売価格は約1000万~1300万円。1区画平均38m2の里山を共有地(コモン)として宅地と一体的に提供する予定だ。2月2日の締め切りで、昨年12月6日から工務店の参加申込を受け付けてい
る。参加費は税別200万円で、住宅博全体の広告費や運営費に充てる。
今後は3月に参加工務店全社による住宅博実行委員会を結成し、10月までに造成工事を完了させ、11月から建築工事を進め、2019年4月のオープンを目指す。計画によると、2月から参加工務店が一斉に営業をスタートし、9月までに購入者(施主)と契約を締結、住宅博オープンまでに各住宅を完成させ、それを2019年9月までの半年間の期間限定でモデル住宅として一般公開する。
⇒ 続きは『新建ハウジング タブロイド版 1月10日号』4・5面に掲載!
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