日本ホームインスペクターズ協会(東京都新宿区)は、11月12日に実施した公認ホームインスペクター資格試験の合格発表を12月21日に行った。今年は1156名が受験し、364名が合格した。合格率は31.5%だった。合格者の受験番号はこちら(同協会ホームページ)。
試験は50問の四肢択一で建築知識、調査方法・診断だけでなく、不動産流通の知識やホームインスペクターとしての振る舞いといった倫理的分野まで総合的な知識や見識が求められた。合格者は建築設計に携わる者が50%と過半数を占め、不動産業37%、リフォーム業25%と続いた。
また、合格者の約70%は30歳~49歳の中堅層で、建築士や宅地建物取引士が8割近くを占めた。不動産取引に関する設問全4問に対し全問正解者は5%、3問正解者も全体の20%にとどまり、同協会では、不動産知識の設問の正解率も合否に関係したと分析している。
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